管理栄養士が教えるビタミンB2(リボフラビン)とは何か?
いかがお過ごしですか? 悠です
今回は水溶性ビタミンの1種であるビタミンB2(リボフラビン)が
体の中でどのような働きをするのかを紹介していきます。
水溶性ビタミンとは
ビタミンには脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2種類があります。今回説明するビタミンB2は水溶性ビタミンの1種です。
水溶性ビタミンとは文字通り水に溶けるビタミンのことです。
水溶性ビタミンは調理の段階で失われやすく、体内に蓄えることが出来ないため、毎日摂取して欠乏症にならないように注意しなければならないビタミンです。
ビタミンB2の役割
ビタミンB2は光によって分解を受ける黄色いビタミンで体内ではFAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)やFMN(フラビンモノヌクレオチド)という物質の構成成分となります。FADとFMNはエネルギーの産生に必須の物質です。
もう少し詳細にFADとFMNがどこで働くかを説明すると、糖質・脂質・たんぱく質の代謝やエネルギー産生経路で作用します。
FADはクエン酸回路
FMNは電子伝達系
で働きます。
ビタミンB1同様、エネルギーに代謝するために大切な栄養素です。
欠乏症・過剰症
欠乏症とは私たち人間が正常な生命活動を維持するために必要な摂取量に足りない状況が続くと起こる症状です。
逆に、過剰症は人体が蓄えられる許容量を超えて摂取している状態が続くと起こる症状です。
皮膚炎とは・・・
脂漏性皮膚炎は、紫外線や真菌(カビ)によって皮脂が脂肪酸に分解され、皮膚炎を起こすものです。皮脂分泌の多い脂漏部位つまり、頭皮、髪の生え際、まゆ毛、鼻のわき、耳の中、わきの下、胸と背中の中央部などが少し赤くなり、その上に脂っぽいかさぶたやフケのようなものが付着してきます。かゆみはある場合とない場合があります。頭皮の脂漏性皮膚炎が長引くと、脱毛が起こる場合もあります。
ビタミンB2が多く含まれている食品
ビタミンB2はうなぎの蒲焼、レバー、イワシ、ぶり、さわらなどに多く含まれています。
まとめ
いかがでしたか?ビタミンB2の意外な役割や、摂取量が少ないと健康に害を及ぼす大切なビタミンであることがわかりましたね。
ビタミンB2はエネルギー産生にも関わる栄養素なので、積極的に摂取できるようにしましょう!